自分の価値観を把握していますか?
自分の価値観を客観的に捉えたことはあるでしょうか?
今、自分が直面している「現実」は全て、自分の持つ価値観が思考に影響し、それが行動に影響した結果とも言えます。
つまり、もし価値観が今のものでなかったら、その現実を生きていないかもしれません。
全く別の人生を歩んでいた可能性が非常に高いのです。
それほど価値観は自分の日常を決定づける重要な要素なのですが、価値観と向き合うことをほとんどの人はしていません。
また、あなたがなりたいもの、持っている夢から見ると、その価値観のままでは明らかにマズいというケースもよく拝見します。
夢と価値観が関連性がない、合っていないというせいで願望実現が全くできない、というものです。
例えばです。
幸せな家庭を持ちたいという夢を持っているのに、夫婦という縛られた関係はイヤだという価値観がどこかにあったら、夢の実現を阻害しますよね?
何か極めたい分野があってその研究職に就きたいと願っているのに、学校などの集団生活がそもそもの生理的にダメだったら、難しいということはご理解いただけるのではないでしょうか。
夢と価値観の関連性がない、というのはこういう雰囲気のことを指しています。
もし、イマイチ幸せじゃないな、と思われる方がいらしたら、まずは価値観の棚卸からやってみましょう。
今日は、自分の価値観を棚卸する方法をいくつか書きます。
価値観を棚卸する方法
親や、幼い頃近くにいた大人を思い出す
人の価値観はよくも悪くも、幼い頃周囲にいた大人の影響を強く受けます。
特に、善悪の基準値や、お金に関する感覚などは強く刷り込まれるもの。
あなたがいいと思っているもの、悪いと感じるもの、どこにお金を使うか、もしくはケチるかなどは、幼い頃の周囲の大人が同じものを持っていた可能性が高いです。
あなたの小さい頃、親や周囲にいた大人はどんな価値観を持っていたでしょうか。
その中に、今の自分の価値観に強く影響するものが多く含まれているはずです。
親や周囲の大人は必ずしも正しいとは限りません。
むしろ、その周囲の大人たちも決して正しいからその価値観を持っていたわけではないというケースも多いです。
冷静に客観的に見ていきましょう。
そして、幼い頃の刷り込みは容易に書き換えることが可能だ、ということを知ってください。
周囲の大人がそうだったからと言って、同じ価値観を選択する必要は一切ありません。
実際、私はこれに比較的若い頃に気づき、親の持っていた価値観の真逆を体現しています。
なぜなら、親の持っていた価値観では、私自身の夢は絶対に実現しないと気づいたからです。
「正しさ」を疑っていく習慣をつけていきましょう。
本棚を見てみる
基本的に、特に強制されることがない限り、自分の本棚は自分の価値観に近いものになります。
背表紙を見てみましょう。
同じようなジャンルの本が並んでいませんか?
そこに自分の価値観のヒントが必ずあるものです。
例えば、以前の私はスピリチュアル系の本ばかり購入していましたし、今はビジネス系の本が大半を占めます。
一見、趣味や好みの問題のように見えると思いますが、実際は自分の価値観が反映されたものと捉えることができますので、そこから分析していくのも重要です。
そして、好きな本というのは無意識にできあがった自分の価値観を象徴しているのであって、自分の夢の実現と関係あるかどうかとは無関係です。
私はスピリチュアル系の本ばかりを読んでいた、と書きましたが、実際やりたいこと、なりたいものはとある分野におけるビジネスや経営などです。
スピリチュアル系の本に経営のことは書いていませんね。
これで価値観のズレが確認でき、修正できるというわけです。
嫌悪感や抵抗感を感じるものを書き出す
普段、自分が何にムカついたりイラついたりするか。
何に抵抗感を感じるか。
それを徹底的に書き出していってみてください。
ごくごく小さいレベルのことから洗い出しましょう。
例えば「スマホの操作でWEBページが上手く表示されずにイラっとした」くらいの話から洗い出すということです。
電車に乗った時に嫌悪感を感じる乗客のタイプを思い出すなどです。
例えば、人によっては中高年の男性が苦手だと言うでしょう。
女子高生が苦手だと言う人もいるでしょう。
匂いがダメだという人もいれば、見た目で嫌悪感を感じるという人もいる。
嫌悪感や抵抗感はつまり、そこに対して自分が「悪い」という判断を下している何かになります。
そこから逆を見て「良い」と判断しているものも見えてきますね。
例えばマナーなど、一般常識的には違反は悪いとされますが、実際はそこまで気にならない人もいますし、激しく怒る人もいるわけです。
自分がイヤだとか悪いなどと過剰に反応する日常の場面を思い出して、そこから自分の価値観を探っていきましょう。
自身が「いい」と思っているものが見えてきたら、抱いている願望とそれは果たして合っているのか?と考えてみるわけです。
中高年の男性が著しく苦手だと感じているのに、願望としてはキャリアアップだとしたら、現代社会においては上司が中高年の男性になるケースが多いため、実現を阻害しますよね?
こういう感じで再確認していくわけです。
価値観の棚卸は客観視が目的
自分の価値観の棚卸方法は実は他にもたくさんあります。
また、自分で価値観自体を編み出すことも可能ですので、ぜひ向き合ってみてください。
忘れてはならないのは、ここで出した自分の価値観は、ただ「そういう価値観を持っている」ということを客観的に見ることが目的であって、いい悪いをジャッジするためのものではありません。
ここで出した価値観が自分の夢と合っているのかどうかを確認する別の方法も今後、どんどん書いていきますね。
願望実現しやすい体質になっていくための思考法なども普段からコミュニティで指導しておりますので、ご興味のある方は下記もご確認ください。
さて、あなたは願望実現しやすい価値観を持っているでしょうか?
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