あまり語られませんが、運には2種類あります。
この運を使い分けることで、運をよくしていくことが可能なのですが。
今回は運をよくする方法についてお話していきます。
運には2種類ある
まず最初に、運には2種類があるという話からしていきます。
ひとつは「先天的な運」
もうひとつは「後天的な運」
先天的な運の方はスピリチュアルな色がかなり濃いです。
生まれる前から決まっているような、生年月日などから導き出される星回りみたいなものをイメージされるといいかもしれません。
もちろん、そんなものを信じる必要は一切ないですし、私自身あらかじめ決まっている的な考え方は全く好きではありませんが、その割に人は不平等だな、とか公平じゃないなと思われる方も多いのではないかと思います。
この辺りは比較的、先天的な運に関わっている部分でもあります。
一応注釈を入れておくと、私は以前、中国算命学という占星術の鑑定士をやっていたことがあり、その関係で「人間にはそれぞれ星回りというものがある」というのを実感しています。
鑑定士をやっていた頃、延べ数千人に渡る人の誕生日を見てきましたが、ある程度そこは否めない、という立場です。
では、先天的な運と後天的な運についてそれぞれカンタンに説明します。
先天的な運
考え方は東洋でも西洋でもなんでもいいのですが、要は生まれ持った星回りみたいなものだと思ってください。
地上に生まれた瞬間の緯度と経度、天体の位置などにより、受ける影響が違ってくる、みたいなものですね。
位置まで特定すると、ひとりとして同じものはありません。
こちらは「バイオリズム」として捉えてもいいと思います。
運のいい時も悪い時もある。
どちらも平等にあるのが先天的な運です。
こちらの観点だけで言えば、ずっと運のいい人も、ずっと運の悪い人もいません。
便利な点と言えば、ある程度先まで読めるのと、最初から決まっているという部分ですね。
あらかじめどこで運気が上がるか、あるいは落ち気味かを把握できるので、大勝負とか人生の転換期などをどこに持ってくるといいかなどが予測できます。
私はたまたま算命学でしたが、西洋占星術でも、四柱推命でも、六星占術でもなんでもいいと思いますよ。
参考にすべきものは、どれがいいとかは特にありません。
お好きなものを採用すればいいかなと。
重要なのは、ある程度先を読める「運」の要素もある、というところです。
ちなみに、私の場合は中国算命学を使っていますので、「天冲殺」である程度先が読めます。
ご興味がある人はネットで「天冲殺 調べる」などで検索してみてください。
タダですぐにわかりますし、毎年何月が天冲殺で、何年に天冲殺がくる、というのがわかります。
その月、その年だけはあまり派手に何かを始めるとか決断する、契約する、というのはしないようにしよう、と意識できるわけです。
カンタンですね。
後天的な運
こちらは、言動や生き方でいかようにも操作できるものです。
上がるか下がるかは本人次第、みたいな感じですね。
別の見方をすると、こちらの運に一切意識が行っていないとか、あまり運を上げる行動が上手ではなかったりすると、運気を自ら落とすことにもなりかねない、という言い方もできます。
先天的な運を生かせるかどうかは、こちらにかかっている、という見方も。
その意味で、この2つは相関関係にあると言ってもいいですね。
両者の関係
頭の中でイメージしてください。
規則正しく上下に波を打つようなグラフです。
バイオリズムや心拍数などの表示に似たものを連想してもいいのですが、それを「先天的な運」としてください。
すると、必ず基準線よりも下に落ちるラインや時期があるわけですが。
それが、いわゆる「運気の落ちている時」としますね。
後天的な運を普段から上げておくと、その先天的な運気の悪い時期の影響を回避できたり、軽減できたりするのです。
グラフでいう、下降線がゆるやかになるようなイメージですね。
もちろん全回避とはいかないかもしれませんが、ダメージや悪影響を軽減できるとしたら、かなり有効だな、と思われないでしょうか。
というか、成功者と言われる人、お金や時間の自由がある人は、この後天的な運を非常に重要視します。
また、この後天的な運を普段から上げるようにしておくと、今お話したグラフで上にラインがある時、つまり先天的な運の運気上昇期にレバレッジをかけてもっと大きな運をつかむことが可能になります。
一石二鳥になる、というわけです。
というわけで、この記事でお話したいことは以下。
後天的な運を普段から上げて、先天的な運の悪影響をあまり受けず、先天的な運のいい影響を最大限受けられるようにしよう。
コレです。
後天的な運の上げ方
では、後天的な運の上げ方についてお話していきます。
ザックリ言うと、いわゆる「運のいい人」というのは「後天的な運がいい人」のことを指しています。
運を上げたいと思ったら、単純に後天的な運の方を意識すればいいのです。
ではいくつかお話しましょう。
人の運をよくする動きを心掛ける
言い換えると「貢献」という言葉にもなりますが、いわゆる社会貢献みたいな大げさなものではなく、もっと普段から自然にやれるようなことでいいのです。
例えばいつも笑顔でいるとかもそうですね。
ご自身に置き換えて思い出してみてください。
近くにムスっとした機嫌の悪い人がいたらイヤな気分になりますよね。
言い換えると「なんか運が悪い」みたいな雰囲気に近いですね。
逆に、近くにニコニコした機嫌のいい人がいたら嬉しいし安心しますね。
言い換えると「なんだか運がいい」と近い雰囲気になりますね。
笑顔ひとつで、周囲の人に運の良さを感じさせることが可能なわけです。
自分が機嫌が悪いからと言ってまんま機嫌の悪い顔や態度をすれば、周囲にも運が悪い、と思わせているということです。
貢献とはこういうニュアンスで考えてください。
先日、激怒しているお客さんに絡まれているコンビニの店員さんがいました。
そのお客さんが出て行ってから「大変だったですねえ。コンビニのお仕事、苦労されてるでしょう。がんばって!!」と声をかけたら、とてもホっとした顔をされていました。
激怒しているお客さんに絡まれている時、きっとその店員さんは「今日は運が悪い」と近い感じの何かを思われていたと思いますが、お声をかけさせていただくことで、それが随分緩和したのではないかな、とその表情を見て思いました。
誰かに対して「今日はツイてるなぁ」と思わせることができるような言動を心掛ければ、必ず巡り巡って自分に何倍にもなって戻ってきます。
小さな貢献を確実に普段からやってみてください。
ちなみに「陰徳を積む」というのはこれに含まれてきます。
見返りや感謝を求めない
「~してあげた」とか「~してくれない」という言葉や思考がクセになっていませんか。
この感じは運気を下げる元ですので気をつけましょう。
誰かに何かする時は見返りや感謝を一切求めないこと。
自分がしたいからしたのであり、相手がしたかったらするのであり、見返りや感謝を求めるのは意志とは関係ありません。
また「させていただいた」「していただいた」という言葉や思考が大事です。
謙虚さを姿勢に込めていきましょう。
姿勢や生き方が謙虚であれば、後天的な運を上げることは必ず可能になります。
人から見て謙虚かどうかの部分ではないので取り違えないように。
人事を尽くして天命を待つ
後天的な運を上げるのにある意味最も大事な姿勢ですが、できることをやり尽くせ、ということです。
運が悪いとか、イマイチ運が回ってこないという人の共通点として「待ちの姿勢」であることが挙げられます。
何かいいことがないか、誰か何かしてくれないか、とずっと待っている感じです。
これでは運は当然巡ってきません。
自分でできることをとにかく細部までやり尽くして、もうできることは何もない、となってくれば「運を司る神」が微笑み始めると思ってください。
できること、の中には当然「やりたくないこと」とか「苦手なこと」も入ってきます。
それでもできることだ、と思ったらやっていく、ということです。
自分がもし「運を司る神」だったらどうでしょうか?
すごく努力して真摯な姿勢でいる人を優先して運を回したいと思うのではないですか?
実際そういうものですので、ここをぜひ積極的に意識していきましょう。
後天的な運が悪くなる行動
念のために、運が下がる行動の方も書いておきます。
運が上がる言動を心掛けていても、運が下がる行動をやっていては意味がないですからね。
反応が遅い
誰かに何か言われたり、いい情報を見聞きした時の反応が遅い、というのは運気を下げることになりがちです。
誰かにいいことを教えてもらったら即返事、即反応ですね。
いい情報を見聞きしたら、すぐアウトプット、すぐ実行に移す、みたいな感じです。
なぜ反応が遅いことがダメなのかというと、なぜその情報をその時に聞いたのか、というところがポイントとなります。
ベストタイミングだからその時に見聞きしたのです。
その瞬間だから意味があるものだから見聞きしたのです。
にも拘わらず、持ち帰って考えるとか、家族など誰かの意見を聞いてみるとか、時間をおいてみる、みたいなことをしたら当然ですが、ベストタイミングの意味を失います。
チャンスはその瞬間にしかチャンスではない、ということです。
反応をよくする、ということを心掛けてください。
即断即決即行動しない
反応が遅いとかぶりますが、即断即決即行動しないというのは、運気を下げる大きな要因になります。
コレだ、と思ったら即決断し即行動してください。
これは、自分が何かをあげる側になればわかります。
即断即決即行動しない人の優先順位を下げたくなるからです。
「この人いつまでも決めないし、ダラダラしてるからこの人の順番が後にしよ」
となるわけです。
運気が下がるニュアンスがなんとなく伝わるでしょうか。
逆に即断即決即行動する人は、何かをあげる側からすると「時間を奪わない人」になるので、優先したくなります。
結果、運が上がりやすい。
ご自身が決断にどれくらい時間をかけているかチェックしてみてください。
感情をやたら優先する
「怖い」「不安」「なんとなくイヤ」「苦手」
こういった感情ばかりを優先する考え方だと、運気を下げがちです。
というのは、怖いとか不安などの感情は、単に「慣れていないから」という理由でくるものが多いからです。
実際にその場にいて慣れていたら、怖いとも不安とも思わないのに、自分がたまたまアウェーだからそう感じるというケースは日常的によくあります。
こういったマイナス感情を優先する傾向が強いと、運は逃げがちですので気をつけましょう。
感情をなくせ、という意味ではないですよ?
後天運を上げて、先天運の影響を抑えろ
というわけで、運の2種類に関して、そして後天的な運の上げ方についてお話してみました。
後天的な運を確実に上げれば、先天的な運の悪影響は必ず抑えられます。
ぜひ意識して、強運を目指していきましょう。
また、運を安定させようと思ったら、普段の思考にしっかり意識を集中させることが大事です。
思考や感情を垂れ流さないで、しっかりコントロールするようにしていきましょう。
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