気持ちの浮き沈み、感情の起伏などをどうするか

気持ちの浮き沈みが激しいとか、感情が日によってコントロールできない、みたいなことをお悩みの方がたくさんいらっしゃるわけですが。

その辺りに関して少々お話します。

よくあるカウンセリングとかセラピスト系の回答でないので、ウツやパニック等、精神的な疾患としてのお悩みには適しません、その場合は専門家のところに早くいきましょう。

気持ちの浮き沈み 感情の起伏 アイザワワークス アイザワブログ
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気持ちの浮き沈み、感情の起伏についての良し悪し

大抵の人やマスコミは、気持ちの浮き沈みや感情の起伏が激しいことを「よくないこと」として扱います。

だから、自分が気持ちの浮き沈みがあったりするとそれだけでヘコむとか、悩むとかするわけです。

最初にここを疑っていきましょう。

気持ちが沈むことがある、ということは、何かあって沈むことがほとんとではないでしょうか。

ご自身にとってモヤっとすることだとか、ツラいことだとか、思い通りにいかなかったことなどがあったから沈むわけですよね。

大好きなお菓子を食べたのに、子供が超いい成績出したのに、近所の奥さんから褒められたのに、気分だけダダ下がります、ってことはないですよね???

テンション爆上げとはいかないまでも、いいことがあれば気分は落ちはしないと思うのですが、いかがですか?

つまり、気持ちの浮き沈み以前に、感情の起伏以前に、何があって沈んだのか、落ちたのかをちゃんと分析して考えてください。

気持ちの浮き沈みとか感情の起伏はそれ単体ではななかなか存在し得ないですし、躁状態でもない限り、イヤなことがあったけど超楽しいとか、悪い出来事があったけどダメージゼロでぇっす!なんてことはないのです。

何があって、それに対してどう思って、気分が落ち込んだのか、沈んだのか、そっちをしっかり考えましょう。

つまり、先に結論のひとつを書いておくと、気持ちの浮き沈みや感情の起伏自体は別によくも悪くもないし、人間なのだから何かがあってイヤな印象を受ければそりゃ落ちて当然だ、というわけです。

気分の浮き沈み自体を責めるのではなく、どうせ責めるのであれば何に対してどう考えるのか、という自己分析をしてから、そちらを責めていきましょう笑

何に対して「気分の浮き沈み」を感じるのか

気持ちや感情が落ちるかどうかに関しては個人の価値観が大きく関係してきます。

同じ出来事があっても同じ映画を見ても、同じ言葉をかけられても、悲しむ人もいればおもしろがる人もいますし、何も感じない人もいます。

気持ちや感情の落ち込み以前に、自分の価値観を把握しているかどうかの問題です。

他の記事で価値観に関して棚卸しする話を書いていますのでリンクを貼ります。

当然ですが、何を見ても聞いても大して感情や気分が落ちないような価値観を持っていることが最強ではあります。

後述しますが、これがいわゆる「マインドを強くする」ということですね。

マインドを強くすることができれば、少々何があろうと感情は揺らがないので、行動に影響することがなくなり、目的に向かって必要な行動をしっかりとれるようになりますよ、ということになりますが、マインドを強くする以前の話であれば、まず最初にすべきことは自分の価値観を隅々まで把握することと、その価値観は果たして正しいのかどうかをチェックすることです。

大抵の人は自分の価値観を把握していませんし、棚卸しもしていないですし、価値観が正しいかどうかもチェックなんか当然していません。

だから、出来事や現象に対して無防備に接して感情や気持ちを上げたり下げたりすることに忙しくなるのです。

まずは自分の価値観を洗い出してみてください。

私の場合、どういう価値観なのか、というと、本気で書きだすと3万字をゆうに超えます。

それほど、一人の人間の持つ価値観というのは奥が深いですし、語るべきものがたくさんあるわけです。

私の価値観について軽く簡略化して書いた記事がありますのでそちらのリンクも貼ります。

自分がどういう価値観を持っている、ということが把握できれば、何があれば落ち込むとか何があったら怒るとか、何があったら悲しくなるなどがあらかじめわかるわけですから、そこへの対処がしやすくなりますよね?

最初からそうならないように普段から行動するとか話すとかすることもできますし、突然そうなるより、準備ができててそうなる方がラクに決まってますしね。

まずは気持ちの浮き沈みに悩む前にご自身の価値観がどういうものなのか、というところを徹底的に書いてください。

最低20個からいきましょう、箇条書きで。(これでも少ないですよ。コンサル生さんたちならこの倍でいきます)

そして、打てる対策を打っていくのです。

打てる対策とは

価値観の棚卸をすると、だんだん自分が何に対して感情を強く感じるのかというのが見えてきます。

例えば、人からこういうことを言われるとヘコむとか、自分でやったことに対して後から自己嫌悪がスゴいとか。

そういうものを箇条書きでまず書きだして、それらは本当に事前にどうすることもできないのかを考えてください。

例えば、自分が言ったりやったりしたことに対しての自己嫌悪が激しいとかであれば、その自分が言ったりやったりすることをよく考えてください。

どれくらい熟考してやってますか。

その場のノリやそれこそ気分で、直感で、なんとなくやってしまってないですか。

絶対に後悔しないと言えるくらい考えたり、覚悟を持ってからやってますか、言えていますか。

なんとなくいつもテキトーであれば、当然自己嫌悪になるくらいの甘い行動や言葉しか出していない可能性もありますよね。

で、あれば、普段から、テキトーにしない、直感だけで言動しない、しっかり覚悟や責任を持つ、などの対策が打てるわけです。

これで自己嫌悪の度合いがきっと減っていきますよね。

このように、自分の価値観を箇条書きにして対策を打っていく、という作業がとても大事なわけです。

気分の浮き沈みに悩む前に、こちらをやりましょう。

大体の感情は「わからない」が原因

皆さんが感じる感情の大半は、それを感じる時点で突き詰めると「わからない」が原因になっています。

悲しくて泣いてしまう、とかだったら・・・

どうしたら悲しい状況じゃなくなるのかわからない、という感じです。

何かを言われてムカついたら・・・

どうしたらムカつかない状況にすることができるのかわからない、という感じ。

ヘコむ、落ち込む、だったら・・・・

どうしたら傷つかないようにできるのか、ヘコまずに済むようにできるのかわからない、みたいな雰囲気です。

当然、頭ではこうすればそうならないだろう、くらいのイメージはできると思いますが、本当にわかっていればちゃんとその通りにするはずなので、それは「わかっている」にははいりません。

人は自力でどうすればいいのかわからなくなると、感情に逃げてその欲求とのバランスを取るのです。

頭がいい人は冷静だ、とよく言われると思いますが、つまり、どうすればその状況を回避することができるのかとか、解決することができるのか、をわかっているので冷静に見えるというわけです。

つまり、気分の浮き沈みや感情の起伏が激しいということは「わからない」と判断されることが多いという言い方もできるわけです。

自力でどうにかすることができると思えることが増えれば、自然とわからないは減っていくので、感情や気分の上下がなくなっていきますよ、と。

どうやって「わからない」を減らすのか

対象それぞれに対してわかるようになるまでがんばる、というのは間違いです。

一番カンタンでかつ有効なのは、自分で自分を細部まで把握することです。

また出てきましたね、自分の価値観の棚卸しになりますが。

例えば機械やロボットが暴走するのはなぜかということ、Aという状況に対してどう判定し、動作すればいいのか自力で判断できなくなるからです。

それでパニック状態になって暴走するとか壊れるとかが起こる。

人間の精神も似たようなところがあり、自分で自分というプログラムをわかっていれば、自然と「Aということが起こったらBをすればどうにかなる」みたいなものがわかってくるわけです。

自分で自分のことを徹底的に把握すれば、「どうしたらいいかわからない」というものが必ず減っていきます。

まずはここからいきましょう。

また、自分で自分を徹底的に把握できれば「コレ以上は私の頭じゃわからない領域だから他の人に頼もう」という判断もすぐできるようになります。

感情が「わからない」とパニックを起こす前に手放すことができますよ、というわけです。

マインドの強化が最強

当然ですが、価値観や自分の棚卸し云々より、マインドを強化することが最強と言えば最強です。

自分は何者だとかわかっていなくとも、マインドが揺らがなければいいわけですしね。

また、繊細だから、感受性が高いから、自分は心が弱いとするのは間違っています。

私はHSPですが、マインドを徹底強化しているので感情の起伏はあまりありません。

関連記事も貼っておきます。

感受性の高さと傷つきやすさが同居するのは当然だというのは昭和的というか、古い考えです。

早く捨てましょう笑

感受性の高さや繊細さを武器に成功している人がゴマンといるのですから、自分もそっちに合わせていこう、と決意してください。

マインド強化の方法をいくつかお話しましょう。

今回はコレがメインではないのでザっといきます。

マインド強化訓練方法

自意識過剰さを落とす

大体の繊細な人、気持ちの浮き沈みが激しい人は自意識過剰の傾向があります。

まずは、自分を大きく捉えることをやめていきましょう。

「誰も自分のことなど興味はない。私があの人に興味がないように」

「自分は自分で在る前に大人であり、社会人だ。大人としてどうなのか、社会人としてどうなのかで判断することを優先していく」

「誰かに何か言われたところで、それは真実でも正しくもない。そういうことを言うヤツがいる、というだけだ。みんなテキトーにしかものを言わないものだ、自分がそうであるように」

このような考え方を普段から持つようにすれば自意識過剰度は下がっていきます。

ぜひ普段から実践しましょう。

傷つくことは大損である怒りや悲しみにはエネルギーがいる

他の記事でも話していますが、全ての感情は無料ではない、ということです。

そこにお金がかかっています笑

だってそうですよね?

あなたのお金で買った食べ物を食べて、あなたのお金で買ったり借りたりしている家に住んでいる状態のあなたが傷つくとか怒るとかヘコむとかしているわけです。

お金をそこに使っている、ということです。

他の損することには敏感なくせに、本当に損することには無頓着なのですよ。

マインドが弱くて気持ちの浮き沈みが激しいだけで、そこにエネルギーや時間だけでなくお金も使ってしまっているわけです。

感情には大きなエネルギーを使います、エネルギーはどこから出ているのかというと、肉体からです。

怖い話ですよね、お金を損したくない増やしたいと一生懸命思っているのに、自分の感情の浮き沈みが激しいことにお金を浪費しているわけです。

気持ちが沈みそうになったら思い出してください。

昼に食べた800円のランチがソレで消えるのだ、と。

10回ヘコんだら8000円も消えるのですよ。

何もゲットできないで8000円も無意識のうちに捨てているのだ、と思ったらどうですか?

感情を管理しないとヤバイと思いませんか?

しっかり管理しようと決意してください。

というか、大人であればこの辺りは当たり前な話でもあるのですが。

ヘコんでも傷ついても自己嫌悪になっても状況は一切改善しない

子供であれば感情に訴えれば確かにどうにかなることも多いのです。

周囲の大人が代わりにどうにかしてくれますからね。

しかし、大人になると感情に訴えたところで状況の変化は一切しない、というのが悲しいかな実際のところです。

これは感情を持ってはいけない、という意味ではないです。

むしろいくらでも感情を持ってください、大いに持ってください。

感情を抑え込むことは何の意味もありません。

しかし、だからと言って感情を激しくすればどうにかなるわけでもない、ということです。

感情を感じると同時に「この感情は何の解決も生まないのだ、だからどうするか考えよう」と思ってください、という意味です。

最後に

これを普段の生活から習慣にしていくことで、徐々にマインドは強化されていきます。

気分の浮き沈みや感情の起伏が激しいことに関する対処法や考え方をいくつか書きましたが、私の主催するコミュニティではこの辺りを具体的にお教えしております。

もっと強い自分となって人生を自力で変えていきたいと思われましたらぜひ、コミュニティやセミナーにいらしてください。

詳細は以下に。

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